2025/05/08

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外交部、2021年1月以降発行の旅券新デザインを発表

2020/09/02
中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)は2日、2021年1月以降に発行する旅券の新デザインを発表した。写真中央は外交部の呉釗燮部長(=外相)。(外交部)
旅券(パスポート)の表紙における「台湾(TAIWAN)」の識別度をより高め、海外旅行をする国民の権益を確保し、その利便性を高めるため、中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)はきょう(2日)、2021年1月以降に発行する旅券の新デザインを発表した。旅券のデザイン変更案は立法院(=国会)で決議されたもので、外交部が行政院(=内閣)の承認を得て新デザインを検討していた。以下は外交部が2日に発表したニュースリリースの概要。
 
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旅券は中華民国の国民が海外旅行する際、その国籍を証明する重要なアイテムである。外交部は旅券発行の主務官庁として、法律に基づいた行政の原理と、慎重かつ実務的であることを原則として旅券の発行業務を行ってきた。わが国の旅券の表紙は、2003年に「TAIWAN」の文字が併記されてから17年が経過した。これは台湾の識別度を高めるために大きく寄与した。また、現在までに世界170か国・地域(日本、米国、英国、カナダ、EUを含む)がわが国の旅券保持者に対して査証免除(ノービザ)、あるいは着地ビザや電子ビザの発行といった優遇措置を提供するに至っている。
 
今回の旅券表紙のデザイン変更は大きく以下の3つにまとめられる。
 
(一)変更の範囲を最小限にとどめ、現行の旅券の要素と枠組みを維持したまま、中華民国、REPUBLIC OF CHINA、国章、TAIWAN、護照(=旅券を意味する中国語)、PASSPORTの文字(国章についてはデザイン)と旅券の色は変更せず、台湾の識別度を高めることを原則とした。(二)「TAIWAN」の文字を拡大し、「PASSPORT」の文字の上に並べることで「台湾の旅券」であることを際立たせ、明確且つ容易に識別できるようにした。
(三)中国語と英語の正式な国号を記載するが、英語の国号である「REPUBLIC OF CHINA」を国章の周囲に配置した。英語の国号を尊重しながらデザイン性を添えた。

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